メヘンディオイルの成分

■メヘンディオイルの成分

アジア雑貨屋さんなどで売っているメヘンディオイル。
メヘンディを描く前に肌に塗ったり、ペーストを作る前に混ぜたりして発色をよくするために使うものです。
いろんなメーカーのものがありますが、甘いけれどさわやかないい匂いのものもあり、私は結構好きだったりします（成分を気にされる方がいらっしゃるため、お客様への使用はしていません）。

さて、このメヘンディオイル、どんな成分で出来ているかご存知ですか？
こういったメヘンディオイルは、いろんな精油やオイルを混ぜて作られています。メーカーによって成分は多少異なるかと思いますが一般的には以下のようなものが入っている場合が多いです。

一応、天然由来成分で毒性がない・低いものが使用されています。
ただ、全てのメーカーが天然由来や毒性を気にしているかどうかはわかりませんし、製造されてから時間が経っていれば劣化もします。ほとんどの商品は、ボトルもパッケージの箱にも、成分は表記されていません。

市販されているメヘンディオイルを使用する場合は、「何がはいっているかハッキリとはわからない」ということを認識しておいたほうが良いと思います。

ちなみに、オンラインショップでもメヘンディオイルが売っているのを見かけたのですが、そこには「素材：ユーカリ100%オイル」と書いてありました。
そこで取り扱っていたメヘンディオイルは私自身もインドで購入したことのあるものでしたが、匂いも揮発性も粘性もユーカリオイルとは明らかに違います。一体どこをどうしたら「ユーカリ100%オイル」として堂々と販売ができるのか…
そのサイトの商品説明には、ペーストに混ぜたり、ペイント前や後に肌に塗って使うと書いてありましたが、そもそもユーカリ100%オイルだったら、そのまま肌に塗るのはリスクも高すぎます。（TOPICS「ヘナペーストに入れる精油の効果とリスク」参照）
売っている商品をしっかり確認もせずに、適当に販売してるんだな～という感じ。わからないならばわからないと正直にそう書けばいいだけで、適当に嘘を言われる方がよっぽどいやです。
こちらのお店、ヘナパウダーやボディペイント用のピクラミン酸入り染料なども売っていますが、これらも、どこまで成分を把握して販売しているのか疑問になってきます。

アジア雑貨屋さんで取り扱っているメヘンディのコーンやオイル、ヘナパウダーなどは、基本的には雑貨扱いのものがほとんど。ボディペイントのインクやグルーなどはほとんどが雑貨ですし（化粧品登録されているものもあります）、精油だって雑貨扱いです。
私自身は、雑貨扱いのモノは絶対悪いとは思っていませんし、使用する・しないは個人の自由ですので使わない方がいいとも言いませんが、前述のオンラインショップのメヘンディオイルのように成分に嘘があるなど、適当かつ無責任に販売をしているところもありますので、購入する際はご注意くださいね。