ハート＊フールのインド

■ハート＊フールのインド

南アジア随一の面積と世界第2位の人口を持つ大国、インド。国民の数は10億を超え、多種多様な民族、言語、宗教を持つ人々が集まり、暮らしています。

私はなぜだか、このインドという国が大好きで、渡航回数は15回以上。最初は1〜2週間と短期であった旅行期間も、いつの間にか3〜6カ月と長期になっていき、英語はあまり得意ではないくせに、インドの公用語の一つであるヒンディー語はそれなりに習得するに至りました。よく、最初にインドに興味を持ったきっかけを聞かれるのですが、私の場合、きっかけは高校で使っていた世界史の図説でした。その図説には、インドにある世界遺産の一つであるタージマハールの写真がカラーで掲載されていました。その美しい姿に惹かれ、タージマハールがあるインドにいつか行ってみたいと思い続け、ようやく願いが叶って初めてインドを訪れたのは21歳の時。初めて訪れたこの短期旅行ですっかりインドに魅了されてしまい、今に至る、というわけです。メヘンディに出会ったのも、この時でした。

インドの魅力は、汚いものも綺麗なものも、新しいものも古いものも、豊かなものも貧しいものも、賢いものも愚かなものも、何でもあるところだと思っています。色々なものが混沌として、でもどうしてなのか調和されて存在していて、いつ行っても、どこに行っても、必ず新しい発見や驚きがあり、飽きることがありません。インドは、何度訪れても、見尽くしてしまう事のできない国だと思います。

過去と現在が交差する、悠久の時が流れる国・インド。インドに行かなければ、私はメヘンディは描いていなかっただろうし、大切な友人達にもあうことはなかっただろうし、今の私もなかっただろうと思います。私にいろんな事を学ばせてくれたインドは、これまでも、そしてこれからも、私にとって最も大切な場所に違いありません。