メヘンディのレッスンの際などに
「髪染め用として売っているヘナは、メヘンディに使えますか?」
と聞かれることがあります。
もちろん、髪染め用のヘナも、メヘンディに使えます!
そもそもヘナには「髪染め用」「メヘンディ用」という、種類の違いはありません。
人によっては、
髪染め用=ケミカル入り、メヘンディ用=ヘナ100%
と勘違いしている人もいるようですが、それは間違った認識です。
髪染め用のヘナでも、ヘナ100%のものは存在します。
メヘンディ用として販売しているヘナは、
種類が違う特別なヘナを使っているということもなく、
髪染め用と同じヘナを使用しています
(もちろんメーカーによって、ヘナの買付け先は異なりますが)。
ヘナパウダーを購入する場合に気をつけたいのは、ヘナ100%かどうかです。
髪染め用のヘナには、ヘナ100%のものもありますが、
髪をブラウンに染めるために、
あらかじめインディゴなどの他の植物や、化学染料を混ぜて販売しているものもあります。
日本で化粧品登録して販売しているヘナパウダーは、
パッケージに必ず成分表記がされていますので、
それを確認して「ヘンナ」とだけ書かれているものを購入してください。
(化粧品の成分表示名称では「ヘナ」ではなく「ヘンナ」と表記されます。)
成分表記に「ヘンナ」とだけ書かれていればヘナ100%、
その他の成分も表記されていたらヘナ100%ではない、ということです。
髪染め用であるかメヘンディ用であるかというのは、関係ありません。
例えばこれは美容師さんの間で絶大な人気を誇るヘナメーカー「ハナヘナ」の
通販サイトのスクリーンショットですが…
一番上の「ハナヘナ ナチュラル」がヘナ100%、
それ以外はヘナにインディゴをミックスしているものになります。
もちろんメインは髪染め用として売っているヘナですが、
「ハナヘナ ナチュラル」はヘナ100%なので、メヘンディにも使用することができます。
インディゴがミックスされた商品も、ナチュラル100%ですが、
ヘナ100%ではないため、メヘンディ用としての使用はお勧めできません。
ではメヘンディ用で売っているヘナってどんなヘナ?と言うと、
単に、ヘナをより細かく粉砕している粉だったり、
ゴミをしっかり取り除いてあったりする…というだけの違いです。
「メヘンディ用に細かく粉砕し、ゴミを取り除いてあるので、粉を振るう作業が不要」
と説明しているヘナパウダーもありますが、
そういうヘナパウダーでも、自分自身で粉を振るう作業をすれば、
必ずクズは出てくるため、
ハート*フールのスズケーは、どんなヘナパウダーを使用する場合でも、
必ず粉を振るう作業を行っています。
メヘンディ用として売っているヘナパウダーは、高値のものが多いですが、
必ずそれを購入しないといけないということはなく、
ヘナ100%であれば、髪染め用のヘナを使用しても全く問題ありません。
ご自身の好みやお値段などを考慮して、購入しやすいヘナを選ぶのが一番です。
ちなみに、化粧品登録されていない、雑貨扱いの海外メーカーのヘナについては
以前少しブログにアプしていますので、
よろしければそちらをご確認くださいませ。
>> 《日本と海外のヘナパウダー比較①》ペーストの色の謎
>> 《日本と海外のヘナパウダー比較②》日本メーカーのヘナを使う理由
>> 《日本と海外のヘナパウダー比較③》ヘナペースト比較動画