メヘンディの練習方法で、色々と質問を受ける事も多いのですが…
よく聞かれる質問のひとつがこれ。
「練習はコーンでした方がいいですか?」
答えは「もちろんです!」
メヘンディの今はレッスンやワークショップを開催しているところもたくさんあり、
中には、
「鉛筆(ペン)で綺麗に描けなければコーンでも綺麗に描けない」と、
鉛筆やペンを使って模様を描く練習から始めるところもありますが
(インドでもよく、鉛筆でデザインを描かせる練習からしていたりします)、
鉛筆で綺麗に描けるようになればコーンでも綺麗に描ける、というわけではありません。
鉛筆やペンと、メヘンディのコーンの使い方は全く違います。
ヘナで肌を染める「メヘンディ」を楽しみたいのであれば、
鉛筆を使ってどんなにきれいな模様を描けるようになっても、
それをコーンを使って再現出来なければ、意味がありません。
やはり、コーンを使って描く練習をするのがおすすめです。
また、コーンを使って練習をするという事は、
必然的に、ヘナペーストも作らなければならないわけで、
ペースト作りの練習も同時にすることができ、一石二鳥だと思います。
ヘナの粉を振るって、練って、時間を置いて…と、
ヘナペースト作りは、時間もかかるし面倒な作業ではありますが、
メヘンディを楽しむためには、
描きやすく、そしてきれいに染まるヘナペーストを作れるようになる、というのも必須条件。
メヘンディを始めたばかりの頃はどうしても、
ヘナペーストの固さ等がうまく調節出来なかったりしますが、
それも回数を重ねる事で、
「自分にとって一番使いやすいペースト作りのコツ」がわかってくるようになります。
中には、一度にペーストを大量に作っておいて冷凍保存し、
使用するたびにそれを解凍して使う方もいらっしゃいますが、
冷凍・解凍したペーストは、
作ったばかりのペーストとは使い心地が異なりますし、染まりも悪くなります。
また、冷凍・解凍をしなかったとしても、古くなったペーストも描き心地が変わってきます。
メヘンディは、最終的には「描いて、染める」のが目的。
きちんと濃く染めるのであれば、
やはり使用するタイミングに合わせて作ったペーストを使う必要がありますし、
練習も、そのペーストと同じ描き心地のものを使用するのが一番です。
そんなわけで、メヘンディの練習は、
ちょっと手間がかかってしまいますが、
「自分で練ったペーストを詰めたコーンを使って描く」のがベスト、だと思います。
ペーストも、できれば1週間に1度くらいは、
新しく作り直すといいですよ!