今日、とあるブログで
『ヘナタトゥーで肌がとんでもないことになってしまった人たち』というタイトルの記事がアップされました。
(※サイト内にアダルト要素を含む内容もあったので、あえてリンクはしませんが、
気になる方は検索すれば出てくるかと思います。)
『ヘナ・タトゥーでも肌にトラブルが生じるケースがある。 症状は、水ぶくれ、色素脱失(白斑)、皮膚の発赤、日光過敏症、そして傷跡などで、水ぶくれが消えるまでには半年、傷跡にいたっては一生残ることもある。』
と紹介されているのですが、
あわせてアップされている写真を見る限り、それらは
ヘナという植物を使ったヘナタトゥー(メヘンディ)での被害ではなく、
PPD(パラフェニレンジアミン)などの危険な成分の入った化学染料を使用したブラックヘナによる被害のようでした。
ヘナを使ったヘナタトゥーとブラックヘナは全くの別物です。
コメント欄にもいくつか勘違いしているような意見が出ていますが、
ヘナという植物を使ったヘナタトゥー(メヘンディ)は茶色に染まり、黒にはなりません。
針も使いません。
もちろん、ヘナを使ったメヘンディでも
人によってはかぶれやかゆみが出ることはありますが、
そのページでまとめられている写真は、
ヘナを使ったメヘンディによる被害ではなく、
あくまでも危険成分を含む化学染料・ブラックヘナによる被害の写真です。
メヘンディの本が出るなど、ここ数年で
メヘンディの知名度もだいぶ上がってきたというのに、
今回のようにブラックヘナによる被害の写真を
「ヘナタトゥーで肌がとんでもないことになってしまった」
と、
まるでヘナで上記のような症状が出てしまったと誤解させるような表現で紹介されることがあると
困ってしまいますね…
ヘナを使ったメヘンディとブラックヘナの違いについては
ハート*フールのサイトを参考にしてみてください。
■メヘンディと、ブラックヘナの違い
https://www.mehndi.jp/topics/topics_mehndi008.html
【1月24日追記】
昨日このブログを見た際に、ブログの管理人さんに、
ここに掲載した文章と同内容のメールを送っていたのですが、
本日返信が来まして、
ブログ記事内の表記を「ブラックヘナタトゥー」に変更対応する、とありました。
実際にブログを確認したところ、
「ブラックヘナタトゥー」という表記に変更されているだけでなく、
ヘナを使ったヘナタトゥーと
危険な成分の混入しているブラックヘナは別物である、という追記が入っていました。
対応していただいたけてよかったですが、
昨夜のうちに同ブログをご覧になられ、
メヘンディ(ヘナタトゥー)がかなり危険であると誤解されている方も多いようですので、
その点少し気がかりです…
じっくり説明していくしかないですね。